67歳 初めての一人暮らし けなげに暮らそ

永遠の67歳 素材を使い回してごはんを作っていきます。時々おやつも作ります。

あなたを生かすために生きていた2400日

6年7カ月の闘病。
ってことは、ふいに、事故なんかで死なれてしまうよりは
いいんだろうか、ましなんだろうか。しあわせなんだろうか。


最初の手術で助かってからは、一度無くした命だからと言い、
、ひょうひょうと暮らしていた、ように見えた。
けど違ったのかもしれないね。
死ぬ間際、「死にたくない」って、声を絞り出してたものね。


12月の末、キッチンの椅子にこしかけて、あのとき何してたんだっけ?
ご飯は居間に運んで食べてたのだから、キッチンの椅子にすわって何してたんだか
思いだせない。
で、私はキッチンにはいつくばって、床を拭いていた。ぞうきんで。
そしたら、いすもろとも倒れてきて、私の上に。
アッと言う間もなく、夫の頭が私の太ももと胸の間にすっぽり収まった。
私は笑ったけど、よかった、ケガしてない、受け止めることができてよかった。
でかしたぞ自分!ぐらいに。


でも、あなたは笑わなかったね、悔しかったんだよね、
なんでこうなってしまったんだろって、悔しいよね、そりゃ。


昨日作ったビスケットケーキを仏壇の写真の前に置いて
見た目こんなだけど、おいしいよ。甘いよ。