67歳 初めての一人暮らし けなげに暮らそ

永遠の67歳 素材を使い回してごはんを作っていきます。時々おやつも作ります。

あなたを生かすために生きていた2400日

6年7カ月の闘病。
ってことは、ふいに、事故なんかで死なれてしまうよりは
いいんだろうか、ましなんだろうか。しあわせなんだろうか。


最初の手術で助かってからは、一度無くした命だからと言い、
、ひょうひょうと暮らしていた、ように見えた。
けど違ったのかもしれないね。
死ぬ間際、「死にたくない」って、声を絞り出してたものね。


12月の末、キッチンの椅子にこしかけて、あのとき何してたんだっけ?
ご飯は居間に運んで食べてたのだから、キッチンの椅子にすわって何してたんだか
思いだせない。
で、私はキッチンにはいつくばって、床を拭いていた。ぞうきんで。
そしたら、いすもろとも倒れてきて、私の上に。
アッと言う間もなく、夫の頭が私の太ももと胸の間にすっぽり収まった。
私は笑ったけど、よかった、ケガしてない、受け止めることができてよかった。
でかしたぞ自分!ぐらいに。


でも、あなたは笑わなかったね、悔しかったんだよね、
なんでこうなってしまったんだろって、悔しいよね、そりゃ。


昨日作ったビスケットケーキを仏壇の写真の前に置いて
見た目こんなだけど、おいしいよ。甘いよ。

お祝金はどれくらい

初孫がもう15になって、今日が中学校の卒業式なわけですが、
お祝金をどれだけあげればいいのか、仏壇の夫に聞いても
教えてくれず。


これまでは、
小学生はお年玉1万円、中学になったら1万5千円
で、
高校生になったら2万円と夫が言っていて、
自分が死んでもそれは続けて行ってよって。


4人いるですよ孫。
どんどん大きくなるわけですよ。


誕生日は一万円、クリスマスも一万円と決まっていました。
続けられるのか?私に。この年金暮らしに。


かなり悩んで、
こないだ、合格おめでとう、卒業おめでとう、入学おめでとうの言葉を添えて、
三万円送りました。


ふう、
なるようになるさ。
どうにかなるさ。


若い人には
10年後の10万円より、今の10万円だよね。
が、夫婦の合言葉だったから。


死んで残すより、使い道がある今、渡した方がいいもんね。


うん、
どうにかなる。
どうにかする。


もしも私が困ったときは助けてくれるよねって言ったら、
当然だよー!って娘は言ってたけど、


冗談だよ、困らないようにする。
それが、夫との、約束だから。


ひとりでいきる。


3年前の伊香保鬼怒川の旅で