67歳 初めての一人暮らし けなげに暮らそ

永遠の67歳 素材を使い回してごはんを作っていきます。時々おやつも作ります。

貧すれば鈍する

母が亡くなって8か月が経とうとしてる今になって、
高額医療費の差額が支払われるというお知らせが、兄に入ったそうで。
(私と弟は遺産放棄の手続きをしたので、兄の口座に振り込まれる。)


春頃に振り込みになったのが最後だったはずなのに。
へー、今頃、なぜだろう。


というか、黙ってれば分からないのに、よく教えてくれたなと、ちょっとだけ兄を見直した。母にかかった医療費は、私が支払っていたので、戻ったお金を受け取る権利は私にある。


前回の振り込み時、兄が通帳からおろして、私に手渡してくれたのが、きっちり数万数千円だったから、何気なく「あれ?ちょうどだったけ。」と聞いたら、


千円以下は下せないんだよって怒り気味で。
あ、そうか。


(いや、多めに下ろして差額もよこしたのかなと、おつりあげなきゃと思ったのだよ、ほんとに。)


兄は頭の良いというか、学校の成績の良い人間で、
東京の名のある大学入った。
若い頃は上昇志向が強かった。
バリバリ稼いでバリバリ使ってた。


今は貧乏人。
貧すれば鈍す。


ただ、浮世離れしていて、好きな読書三昧で、兄にとっては、今が一番幸せなのかもしれないなと、見ていて思う。


今日のお弁当
おにぎらず、手羽元のポン酢煮を煮直して、ハムチーズ巻き、もやし韮おひたし、茗荷梅酢漬け

朝ごはん
黒い斑点がでたバナナで作った、蒸しバナナマフィン

夫をこの世に戻すために
誰かを1人差し出せと言われたら、
迷わず兄を押し出す。


兄は喜んで、自ら進んで出ないといけない立場だ。
それほど、夫に迷惑かけた。


夫は、今も、兄を許してはいないと思う。


いや、
もう忘れたよーって言うかなでも
あの人のことだから。


おまえも忘れろと
言うね、きっとね。