十代の頃にアルバイトしていた「有線放送」
今もあるのかな、
電話でリクエストして、曲をかけてもらうあれです。

民謡、クラシック、演歌、歌謡曲など、いろんなチャンネルがあって、
テープを回してほっとけばいいチャンネルもあり。

日中のアルバイトなので、リクエストの電話はそれほど多くはなく、
私は、好きなチャンネルに合わせてヘッドホンつけて、
好きな曲をかけて聴いてればいいわけで。

「今日はタイガース特集だ！」と勝手に決めて、
タイガース三昧を楽しんでると、
電話が鳴り、
今日は、やけにタイガースばかりかかるけど？とか言われて、
あーそうですねー●×▽◇ごまかして。

（一生この仕事でいいや）

私ががあんまり楽しがるものだから、

ある日、悪友が
「わたしのアルバイトととっかえっこしようよー！」って

「どうやって？」

まずは、二人一緒にそれぞれのバイト先を辞める。

次に、すぐアルバイトに申し込む

まんまと採用されました。
悪友が有線放送に。

私は彼女のアルバイト先には行かなかったから。

でも、大人は騙せないよー
自分が大人になってよーくわかったけど。

まずは
社員さんに、
「前のアルバイトの子（私ね）と同じ行動する」と訝しがられ。

（え、もしかして、ポケットに柿ピーや飴玉入れて
食べながら曲かけてた？うんうん、てな具合で）

悪友、お給料もらわずに、逃げました。
いいじゃん、お金貰ってないんだからさ、とか嘯き。

数日後

有線放送の所長に二人そろって呼び出され、
こっぴどく叱られ、
大人を騙そうだなんて考えちゃいけないよと諭され。

二人、ま、いわゆる、地元じゃお嬢様学校だったから、
学校の名を汚すなとか言われ。

お給料いただいて、
（おっ、やったね！とか強がりながら）

すごすご帰ってきました。

大人の階段を登った日でした。

晩ご飯
野菜とベーコンをワインで蒸し煮にして、トマトソース加えて煮て。
パンとヨーグルト梅ジャムのせ

2年前の今日の晩ご飯
ラザニア

切り分けて