67歳 初めての一人暮らし けなげに暮らそ

永遠の67歳 素材を使い回してごはんを作っていきます。時々おやつも作ります。

積年の恨みか

30年ほど前だったかな、
携帯なんてものは無い時代の話。


二番目の義兄から電話がきて、夫はいないかときく。
平日の昼間にいるわけないのは分かってるはず。
仕事行ってると答えると、今すぐお金貸して欲しい。
そのことを弟(夫)に大至急連絡してほしい。と言う。


いや、連絡ついたとしても、夫は今すぐなんて、
おろせないですよって言ったら、
あなたが銀行行っておろして来て、貸してと。
自分の奥さんには内緒で頼むと。


そのお金がないと、自営の店がつぶれてしまう、と。


それくらいのお金で潰れるようなお店は、もたないから
つぶしてしまったほうがいいですよと応えた。


それでも、どうしてもというんなら、
奥さんに打ち明けて、
奥さんが、私に電話してきて貸してほしいと頼めば、貸す。


そう、言いました。情もへったくれもないですね。
でも、その時もそれ以降も今も、つゆほども後悔していません。


で、その義兄さんから、さきほど、御仏前の品物が届きました。
お礼の電話しました。
記載してある電話番号が間違っていて、2度、赤の他人様に間違い電話をし、
ネットで調べて、ああ、数字が一個違う。
ってことで、3度目の正直で、繋がりました。


義兄がでました。
私が名のっても、「ああ」のひと言。
お礼を言って、義姉さんにもよろしく伝えてください、にも
「ああ」


おお、恨まれてる。積年の恨みというやつか。
(その後、義兄の店は潰れてる)


後に、
夫に、断って良かった?って訊いたら、
「おまえが電話に出て良かったよ、オレだったら貸してた。」


だよね、そう思う。


ほんとは、夫の実家の皆々様方とは、もうつきあいたくない。