家事力とは「節約する力」だと思うのですよ。
昭和27年、戦後まもなく生まれた私の子供時代、周囲みんなが貧しかった。
今でも、幼なじみが集まると、あんなものを食べた!こんなものまで食べた!自慢が始まるくらい、食生活は散々だった。
花の蜜吸ったし、うまくもなんともない小さい梨や木の実も食べた。
草を見て、これ食べられるらしいよと、子ども同士で会話するくらい、
なんか、食べたかった。
米粒を捨てるなんて、誰も許してくれなかった。
なので、母親達は、冷やご飯をおいしく食べる工夫もしただろうし、
子供たちも食事中、茶碗にひっついたご飯粒を指摘された。
おかずばっかり食べてないで、ご飯を食べろと怒られたりもした。
梅干しを目の前に置いてじっと見ていれば、ツバがでてくるから、そこでご飯を口に入れろ、そしたらご飯1膳食べられる。次に実をちょっとずつかじって2膳目、種をなめて3膳目。そんな落語(かな?)もあったっけね。
そんな私(たち)は、食費を節約しよう!といまさら決意表明しなくても、
捨てないし、余らせないし、腐らせないし、食べ過ぎないし(アハハアハハ)
できるよね。
昭和の、物のないあの時代には、決して戻りたくはないけれど、
万が一戻ったとしても、うん、やっていける。
今日のお弁当
枝豆塩昆布ご飯、たくわん、カタクチイワシ、小松菜と竹輪の辛子醤油和え、栗きんとん、ポテサラ、ソーセージ天ぷら、りんご
昨日紹介した鶏皮炒めは、
もう一段階上があって
鶏皮の茹で汁を放っておいて、脂がかたまったらすくいとって、
スープのベースに使います。
毎日、もったいないことをしなければ
家事力は必ず、上がります。
がんばれ
若いみんな。
おまえもな
はい
発売まであと26日
- 70歳 自分にお弁当を作る満ち足りた生活
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